北海道新聞より

JR北海道は新年度から、北海道新幹線開通後の青函トンネル内の運行ダイヤ対策として、在来線の貨物列車を積み込み時速約二百キロで運ぶ「貨物専用新幹線」の本格研究に同社単独で着手する。貨物列車を載せる車両開発と、短時間の積み降ろしの技術的課題にめどが付いたことから、実験車両を造り同社苗穂工場(札幌)で機能の検証に乗り出す。

 全長約五十四キロの青函トンネルは、レール幅が違う新幹線と在来線を共用走行できるようになるが、内部に列車を追い越す待機スペースはない。将来的に時速三百キロを超える新幹線に対し、同百キロの貨物列車も一時間に二、三本通ることが想定され「札幌延伸時に新幹線を一時間に二、三本走らせることを考えると、運行ダイヤが制限される恐れがある」(JR幹部)とされる。

 その解決策となる貨物専用新幹線は「トレインオントレイン」と名付けられ、車両内に在来の貨物列車を載せる方式。だが、そのままでは積載する貨車の高さよりも四十センチほどはみ出すため、新型車両の車輪の大きさをぎりぎりまで小さくし、床も薄くしたうえで、在来線のレールと同じ幅の溝を付け、理論上では収容が可能になった。

 また、トンネルの両側には、在来線の貨物列車を積み降ろしするため、新型車両の床と在来線の線路の高さを合わせる台座を設置。双方の機関車を着脱できるように台座を動かして、貨物列車二十両の積み降ろしを約十分で済ませられるようにするという。

http://www.hokkaido-np.co.jp/Php/kiji.php3?&d=20070224&j=0024&k=200702247941

青函連絡船での貨車積み込みが時代を超えて新幹線で復活。

新幹線のない時間帯はそのまま、ある時間帯はこの方法でやるのかな?

DMVといい、JR北海道は最近技術面でがんばってるなあ。

(追記)

この考え自体は前からあったらしい。

さらに、坂本会長は、在来線を走る貨物列車のコンテナを新幹線の中に誘導・積載し新幹線並みの速さで運ぶシステム(トレイン・オン・トレイン)の導入を検討していることも初めて明かした。新幹線の速度は貨物列車の3倍強。「(新幹線を)1時間に2、3本走らせたい」(坂本会長)考えで、貨物列車のほか自動車の輸送も視野に“新幹線化”して運行の増加・効率化につなげる。

http://www.tokachi.co.jp/kachi/0604/04_26.htm

新幹線で貨車輸送する場合、JR北海道とJR貨物の役割分担などはどうなるのかとか、貨物運賃にも新幹線特急料金とかがかかるのかとかいろいろあるだろうけど、スピードアップによって物流が変われば面白いことになりそうだし、旅客だけでなく貨物も新幹線で運べるとなると今後他の整備新幹線の採算性や平行在来線問題に影響があるかも。